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親知らずってどうしたら?

2022年11月9日

清水区川原町に新規開院しました、わたなべミント歯科です。

クリニックがオープンし1ヶ月が経ちました、毎日たくさんの患者さんにご来院いただいております。地域の皆さまがお気軽にお越しいただけるファミリークリニックとなれるよう日々心がけて診療しています。よくきく悩みをブログで解説しています。ひとりひとり症状には個人差がありますので、些細なことでも、相談してください。

親知らずってどうしたら?

親知らず、厄介ですよね。元々は退化した歯。今の子供達は生まれつき無い子も多いです。アジア人はその骨格からも親知らずが入るスペースがなく、ほとんどの方が骨に埋まっているか、歯の一部が斜めに生えてきているかです。真っ直ぐ生えていても、上手く磨けず、虫歯にしてしまう場合も多くあります。

親知らずの生え方には3パターンあります。

まずまっすぐ生えているタイプ。他の歯と同じように機能しているので、虫歯でなければ、問題ありません。

次に一部だけ、または斜めに生えているタイプ。もっともトラブルを起こしやすいタイプです。
うまくブラシが届かず汚れが溜まると虫歯や歯周病のトラブルの原因となります。頬を噛んでしまうこともしばしば、また一度晴れると体調不良や疲れがたまる度繰り返すことが多いです。

3つ目は完全に埋まっているパターン。歯周病は起こさないですがまれに骨の中で膿んでしまう嚢胞を作る事があります。

親知らずを抜いた方がよいケースとして挙げられるのが、虫歯や歯周病になっている、もしくはその恐れがある場合です。とくに親知らずが斜めに生えていると、他の歯との間に隙間ができて歯磨きが上手に行えなくなります。その結果、親知らずとその周辺の歯が虫歯になります。さらに歯周病のリスクも高まります。このようなケースでは治療をしても虫歯や歯周病を繰り返すことが多いので、親知らずを抜歯してしまった方がよいでしょう。

また親知らずは通常上下左右に1本ずつあるため、それぞれの親知らずに対となる親知らずが存在します。しかし何らかの理由で対になる親知らずがない、あるいは生えてこないと、噛み合わせが悪くなってしまうでしょう。親知らずが噛み合う場所にある歯茎を傷つけてしまう恐れもあります。歯茎に痛みを感じる場合には、歯科医に相談して抜歯を検討しましょう。

もし、これから歯科矯正治療を受けることを検討しているのであれば、親知らずは抜歯した方がよいでしょう。矯正医と相談して下さい!

親知らずは必ずしも抜歯しなければならないものではありません。今痛みや腫れがあったり、将来トラブルのもとになりそうだと判断されたりする場合には抜歯するとよいでしょう。当院院長も多くの埋伏抜歯経験があります。気になる方は、一度相談してみてください。