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保険の白い歯、Peek冠
2024年2月18日
こんにちは、静岡市清水区わたなべミント歯科です。
今回は2023年12月より保険診療で適応開始となったPeek冠について、体験をもとにご紹介いたします。
昔は歯の詰め物・被せ物として金属一択で銀歯でした。しかし近年は歯に近似した被せが、普及してきました。これまでは保険適応で第二大臼歯と呼ばれる前から7番目の歯や親知らずには金属アレルギーでない限り白い被せ物は不可能でした。
しかし技術の進歩や働きかけにより保険ですべての歯で金属を使用せず被せ物を作ることが可能となりました。
PEEK冠
これが実際のPEEK冠になります。確かに銀色ではなくアイボリー色をしています。ただ天然歯とは明らかに差があります。
削った感触では金属と比較すると軽く柔らかいように思います。
(一番奥の歯)
実際に患者様が従来の銀の被せ物ではなくPEEK冠を希望され装着しました。天然の歯の色と比較すると違いが分かりますが、それでも銀よりは目立ちにくく、一番奥歯であるためにそこまで目立つ位置でもありません。
かみ合わせの調整のためにPEEK冠を削ってみるとやや伸びるようなとした削り味で新しい感触でした。
PEEK冠は保険導入されてからまだまだ日が浅いために、エビデンスがなく当院でもわかっている範囲でしかお伝えすることができません。割れやすいのか、脱離しやすいのか、お口の中になじみがいいのかなど今後も患者様と連携を取りながら更なる治療の向上のために当院も情報収集してまいります。