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学校の歯科検診で用いられる用語
2024年6月30日
こんにちは、静岡市清水区のわたなべミント歯科です。6月は学校の歯科検診の時期ですね。当院も学校医をやっておりますが、今の子達は虫歯は少ない印象です、代わりに不正咬合や歯並びにチェックが付く場合がとても多くなっています。食生活や生活の変化なのか、今の子供達は顔が小さく顎も小さいためと考えられます。親知らずは生まれつき無い子もたくさんいます。
さて、子供達が持って帰ってくる勧告書、質問を多く頂くのでざっとまとめます。用いられる用語のそれぞれの意味は、次のようになります。
・C:Cariesを略した用語です。虫歯が進行しており、すぐに治療が必要な歯を指します。虫歯の大きさによってC1.2.3.4とランク付けされます。
・○:過去に何らかの治療が完了しており、今は問題なしの歯を指します。
・CO:虫歯の進行が始まっている歯、進行が始まりそうな歯を指します。直ぐに治療の必要はなく、歯みがきなどを見直す事で改善できるケースが多いです。治療ではなくても、予防が大切な部位
・×(バツ):永久歯に生え変わりつつある乳歯を指します。子供の歯が残っていてうまく交換できず抜歯をした方がいい場合にもつけられます。
・△(さんかく):永久歯が、何らかの理由で損失(なくなっている)している歯を指します。生まれつき無い場合にもチェックがつきます。
・/(斜線):健全歯(過去に一度も虫歯にかかったことのない歯)を指します。
・サ:虫歯予防のための「サホライド」が塗布されている歯を指します。
・アルファベット:A、B、C、D、Eといったアルファベットで区分されている歯は、乳歯を指します。
・数字:1、2、3、4、5、6といったように、数字で区分されている歯は、永久歯を指します。
・G:すでに「歯周炎」が進行しており、治療が必要な歯を指します。汚れを歯科医院でおとし、歯ブラシの仕方を練習しましょう
・GO:歯周炎の進行が始まっている歯、進行が始まりそうな歯を指します。すぐに治療の必要はなく、歯みがきなどを見直すことで改善できるケースが多いです。
健康な歯を保つためには幼い時から歯科への敷居を低くし、歯への関心を当たり前に出来ることが一番です。定期検診を心がけましょう!また生えたての歯は柔らかく、虫歯になりやすい特徴があります。フッ素やシーラントで強い歯に促せます。合わせて予防して行きましょう!