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セラミックの特徴

2024年9月8日

こんにちは、静岡市清水区のわたなべミント歯科です。

歯医者さんでの保険外治療にセラミック治療があります。他の先進国ではセラミックがスタンダードです。当院でもセラミック治療のご案内をしています。しかし、セラミック治療は絶対的な治療ではありません。

セラミック治療を受けたら「今後絶対虫歯になりません。」や「絶対割れることも取れることもありません。」なども言えません。あくまで保険のものと比べたらとお伝えしています。

では、なぜセラミック治療をオススメするのか?それは優れた性能を持っているからです。
保険診療で現在使用できるのは金属製か樹脂製の材料です。

銀歯で優れていることは、薄くても割れにくいということです。金属には展延性という性質から叩くと割れずに伸びます。

しかし、見た目やイオン化、アレルギーなどの懸念点があります。

樹脂製はプラスチックです。安価で治療できるのがメリットです。

白いので見た目が良いですが、変色や収縮などの変化を起こすために長期的には割れたり取れたりと起こりやすのが特徴です。これは当院でも事前にお伝えしています。

セラミックスはというと、

上記の見た目の部分も歯に近似した色見であり、イオン化することもなく、アレルギーもほとんど起こりません。

また、変色がなく収縮もほとんどしない、強度が高いため割れにくいという非常に優れた材料であることは間違いがありません。

セラミック組成によって少しずつ性質が異なります。

長石系陶材と呼ばれるものやガラス系セラミック、人工ダイヤモンドと呼ばれるジルコニアなど様々です。

一番割れにくいのはジルコニアですが、歯の2.5倍ほども硬いといわれています。しかし、厚みが薄ければ比較的簡単に割ることができます。

紙1枚では簡単にちぎれても分厚い本をちぎるのは相当な力がいります、厚みがあればあるほど割れにくいですよね。

そのため、治療では基準ラインまで削る必要があります。またジルコニアでも噛む力が強すぎる人は割れてしまうことがあります。

噛む力は人それぞれですので人によりますし、歯軋りが強い方、日常から食いしばる方は同じセラミックでも材質の相談が必要になります。

当院では必ずカウンセリングの時間をとっています。お気軽にご相談下さい。