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なぜ歯茎が腫れるか?
2025年10月16日

こんにちは、静岡市清水区川原町のわたなべミント歯科です。
当院には色々な理由で歯茎の腫れについてお悩みの患者さんが来院します。一概に歯茎の腫れといっても、いくつかの原因があります。
主にどんなものか解説します。
・歯周病(歯肉炎・歯周炎)
歯垢や歯石が溜まり、細菌が炎症を起こす。
初期は歯肉炎で赤みや腫れ、進行すると歯周炎で歯を支える骨まで影響。
歯を失うほとんどの原因は歯周病の進行といわれています。
・虫歯の進行(根の先の病巣など)
虫歯が歯の神経まで進むと、根の先に膿がたまり歯茎が腫れる。
「歯ぐきにニキビのような膨らみ(フィステル)」が出ることも。痛みは慢性期はなく、急性期にはあります。
・智歯(親知らず)の炎症
親知らずの周りに歯垢や細菌が溜まりやすく、歯茎が腫れて痛む。
首の方まで腫れたり、熱が出ることも。また一度おさまっても繰り返すことが多いです。
・外傷・不適合な補綴物
強いブラッシング圧、合っていない被せ物や入れ歯が刺激して炎症。
・全身的要因
免疫力低下(疲れ・ストレス・風邪など)。
ホルモンバランスの変化(妊娠性歯肉炎など)。
・薬の副作用
(よくあるのは高血圧などの特定の薬で歯肉増殖)。
・その他
嚢胞(膿の袋)や腫瘍などまれな病変。
下の画像はどれも原因は違いますが、患者様の主訴はみなさん歯茎が腫れたです。




一時的に冷やすと腫れは和らぐことがありますが、原因を取り除かないと再発します。
特に強い痛み・熱・頬まで腫れる場合は早めに歯科受診 が必要です。
原因を知ることが予防につながるため、気になることがあればいつでもご相談ください。
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