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唇にできた「ぷくっとしたふくらみ」これって何?
― 子どもにもできる「粘液嚢胞」のお話 ―

こんにちは、静岡市清水区のわたなべミント歯科です。

「唇の内側に、ぷくっとしたふくらみがある」
「水ぶくれみたいなものができている」
「一度つぶれたのに、また同じところにできた」
このような症状がある場合、「粘液嚢胞(ねんえきのうほう)」かもしれません。

粘液嚢胞ってどんなもの?

粘液嚢胞とは、唾液を出す小さな唾液腺から出た唾液が、うまく外に出られず周囲の組織にたまることでできる、袋状のふくらみです。
特に下唇の内側にできることが多く、透明~青みがかった、やわらかいふくらみとして見えることがあります。
痛みがないことも多いため、「そのうち治るかな?」と様子を見ている方も少なくありません。

子どもにもできるの?

はい、粘液嚢胞はお子さんにもできます。
お子さんは、食事中や遊んでいるときに唇を噛んでしまったり、歯が当たってしまったりすることがあります。
こうしたちょっとした刺激がきっかけとなって、粘液嚢胞ができることがあります。

そのため、「子どもだからできない」というものではありません。
自然に治ることもあります。

この子は7歳。

1ヶ月後…大きくなっています。
摘出することになりました。麻酔を使用し、最後は糸で縫うこともあります。

小さな粘液嚢胞の場合は、自然に小さくなったり、消えたりすることもあります。

ただ、
・何度も同じところにできる
・なかなか治らない
・だんだん大きくなってきた
・食事のときに気になる
・気になって何度も触ったり噛んだりしてしまう
といった場合には、一度歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

自分でつぶしてもいい?

「水ぶくれみたいだから、つぶしたら治るかな?」と思うかもしれませんが、自分でつぶしたり、針などで穴を開けたりするのはおすすめしません。
一時的に小さくなっても、原因が残っているとまた同じ場所にできてしまうことがあります。

必要に応じて摘出することもできます

繰り返す粘液嚢胞や、自然に治らない場合には、摘出による治療を行うことがあります。
粘液嚢胞だけでなく、原因となっている小さな唾液腺も一緒に取り除くことがあります。

そして、保護者の方からよく心配されるのが、
「子どもでも摘出できるの?」
ということ。

ご安心ください。
お子さんでも、年齢や大きさ、できている場所などを考慮したうえで、必要に応じて摘出することができます。
ただし、摘出すれば必ず二度とできないというわけではなく、再発することもあります。
そのため、症状や経過をみながら、治療方法を検討していきます。

「唇に何かできている」と思ったら粘液嚢胞は珍しいものではありません。
「痛くないから大丈夫」と思っていても、繰り返している場合には、別の病気との見分けが必要なこともあります。

「唇の内側にぷくっとしたものがある」
「何度も同じところにできる」
そんなときは、ぜひ一度ご相談ください。

お子さんの場合も、「小さいから治療できないのでは?」と心配する必要はありません。
お口の状態を確認し、その子に合った治療方法をご提案します。
気になる唇のできものがありましたら、お気軽にご相談ください。

院内技工へのこだわり|歯科医師と歯科技工士が連携する治療体制」

こんにちは、静岡市清水区のわたなべミント歯科です。
暑い毎日ですね、夏休みも始まり当院は午前中から検診にくる子供達の元気な声が聞こえてきます。

さて、当院は増設をし半年ほど経ちますが技工室があるのはご存知でしょうか?
実は奥にひっそりとあるのです。そしてそこで常駐し、患者様の補綴物を作ってくれる技工士さんがいます。

歯科治療で使われる被せ物や入れ歯などの「技工物」は、歯科医院の中で作られていると思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際には、多くの歯科医院では外部の歯科技工所に製作を依頼しています。
当院では、より質の高い治療を提供するために、院内に歯科技工士が在籍する「院内技工」の体制を整えています。

院内技工とは?

院内技工とは、歯科医院の中に歯科技工士が勤務し、患者さんの詰め物・被せ物・入れ歯などを製作する仕組みです。
歯科医師と歯科技工士が同じ場所で働くことで、より細かな情報共有が可能になります。

1. 歯科医師と技工士の連携が取りやすい
歯の形や噛み合わせは、わずかな違いでもお口の快適さに影響します。
院外の技工所へ依頼する場合、写真や模型、指示書などを通して情報を伝えますが、院内技工では歯科医師と技工士が直接確認しながら製作できます。
「この部分をもう少し自然にしたい」
「噛み合わせをここまで調整したい」
といった細かなニュアンスも共有しやすくなります。

2. 患者さんのお口の状態をより理解した技工物を作れる
歯科技工士が患者さんのお口の情報を近くで確認できる環境では、単なる模型上の作業ではなく、その方の噛み合わせや歯並び、治療の目的を意識した製作が可能になります。
一人ひとり違うお口だからこそ、細かな調整の積み重ねが大切です。

3. 修正や調整への対応がスムーズ
歯科治療では、完成した技工物を実際のお口に合わせた時に微調整が必要になることがあります。
院内に技工士がいることで、歯科医師と相談しながら迅速に対応できることも大きなメリットです。

4. 技術へのこだわりを治療に反映できる
歯科技工は、材料や機械だけではなく、技工士の経験や技術によって仕上がりが大きく変わる分野です。
当院では、技術力を持った歯科技工士と歯科医師が連携し、見た目の美しさだけでなく、噛みやすさや長く使いやすいことを大切にしています。
現在の歯科技工では、CAD/CAMなどのデジタル技術も重要な役割を担っています。
当院でもデジタル技術を活用しながら、歯科技工士の経験や感覚を組み合わせ、一人ひとりのお口に合わせた技工物の製作を行っています。

常駐の専属技工士が製作を担当することで、医院としての品質基準を一定に保ちやすい環境を整えています。
毎回異なる技工所へ依頼する場合と比べ、
・仕上がりのばらつきが少ない
・医院の治療方針を理解した製作が可能
・長期的な品質管理がしやすい
というメリットがあります。

もちろん、院内技工と外注技工にはそれぞれの良さがあります。
大切なのは「どこで作るか」だけではなく、患者様にとってより良い結果を目指し、歯科医師と歯科技工士がどれだけ丁寧に連携できるかだと考えています。
 

患者さんにとって「相談できるチーム」であること

歯科治療は、歯科医師だけで完結するものではありません。
歯科医師、歯科衛生士、歯科助手そして歯科技工士。それぞれの専門性が合わさることで、より良い治療につながります。
当院では、患者さんのお口の健康を長く支えるために、院内のチームワークを大切にしています。
「自分に合った被せ物や入れ歯について相談したい」
「治療後の見た目や噛み心地が気になる」
そんな方も、ぜひお気軽にご相談ください。

片側だけの入れ歯じゃダメなの?

こんにちは、静岡市清水区のわたなべミント歯科です。
今日は入れ歯について。

歯を失ったときの治療法のひとつに部分入れ歯(部分義歯)があります。

入れ歯の相談をしていると、患者さんからよくこんな質問を受けます。
「歯がないのは右側だけだから、入れ歯も右側だけにできませんか?」
実は入れ歯には
•片側だけで支える設計
•左右で支える設計
があります。
今回はその違いについてお話します。

片側だけの入れ歯とは?

例えば奥の歯を失った場合。
装置が小さいため
✔ 違和感が少ない
✔ お口に入れやすい
✔ 見た目が気になりにくい
というメリットがあります。

でも実は問題もあります。
噛むときには非常に大きな力がかかります。
片側だけで支える設計ではその力が一部の歯に集中してしまいます。

すると
•入れ歯が揺れる
•外れやすい
•バネがゆるむ
•支えている歯が傷みやすい
といった問題が起こりえます。

両側で支える入れ歯とは?

そこで歯科医院では反対側までつながる設計をおすすめすることがあります。
歯がないのは右側だけでも反対側の歯も利用して支えることで入れ歯全体が安定します。

なぜ反対側まで必要なの?

イメージすると片手で重い荷物を持つより両手で持った方が楽ですよね。
入れ歯も同じです。
入れ歯も左右で支えた方が力を分散できるのです。

歯科医師が両側設計を勧める理由

患者さんは「小さい方が楽そう」と感じるでしょう。
その気持ちはとてもよく分かります。
しかし歯科医師は今だけでなく5年後、10年後の歯を守ることを考えて設計しています。

長く使える入れ歯とは?

良い入れ歯とは単純に小さい入れ歯ではありません。
•よく噛める
•外れにくい
•残っている歯を守れる
ことが大切です。
入れ歯は「歯を補うだけのもの」ではなく、「噛む力を支え、残った歯を守るための装置」です。

また、失った歯が一本の場合は基本的に片側設計で作ります。
また、保険の入れ歯のようにバネが見えるのが嫌、分厚いのが嫌という方に保険外の入れ歯も提案しています。
カウンセリングにて詳しくお話していますので、お気軽にご相談ください。

最近の子どもに増えている「お口の発達不足」を知っていますか?

こんにちは、静岡市清水区のわたなべミント歯科です。
子供の現代病と言われている症状があるのをご存知ですか?

お子様にこんな症状ありませんか?

☑ いつも口がポカンと開いている
☑ 食べるのが遅い
☑ くちゃくちゃ音を立てて食べる
☑ 滑舌が悪い
☑ いびきをかく
☑ 前歯で食べ物を噛み切れない
☑ 指しゃぶりや舌の癖がある

実はこれらは「口腔機能発達不全症(こうくうきのうはったつふぜんしょう)」のサインかもしれません。

口腔機能発達不全症とは?

簡単にいうと「食べる・飲み込む・話す・呼吸する」ためのお口の機能が十分に育っていない状態です。
虫歯や歯並びだけの問題ではありません。
お口の筋肉や舌の使い方の発達にも関係しています。

昔と今は食生活や遊び方も変わってきています。昔は固いものを食べる機会が多く顎や筋肉が発達していましたが、今は柔らかいものが多くなり、伴って噛む回数が減り顎や筋肉が育ちにくくなっていると言われています。
またスマホやゲームが遊びの主流となり、姿勢の悪化から舌の位置や呼吸の仕方に悪影響を与えてる可能性もあります。

放置するとどうなる?

すべてのお子さんが問題になるわけではありませんが

・歯並びが悪くなる
出っ歯、受け口、開咬、叢生などにつながることがあります。

・食事が苦手になる
よく噛めない、飲み込みにくい、むせやすいなどの原因になります。

・発音に影響する
サ行、タ行、ラ行などが不明瞭になることがあります。

・睡眠の質に影響する
口呼吸、いびき、睡眠不足につながる場合があります。

少しでも気になる方は当院でも簡単に検査できます。軽い気持ちで相談してください。

早めの発見が大切です

口腔機能発達不全症は虫歯のように穴が開く病気ではありません。
そのため気付きにくい特徴があります。
しかし子どもの成長期はお口の機能を改善しやすい大切な時期です。
早めに気付き、適切なトレーニングや生活習慣の改善を行うことで、お口の健やかな成長につながります。

まとめ

✅ 口腔機能発達不全症は「食べる・話す・呼吸する」機能の発達不足
✅ 近年増加しており「現代の子ども病」とも言われる
✅ 柔らかい食事や口呼吸、姿勢などが関係している
✅ 歯並びや発音、睡眠にも影響することがある
✅ 子どものうちの早期発見が大切

歯が伸びる??

下の歯が上に上がってきている。上の歯が下に降りてきた。
それ、実はよくある現象です。結論からいうと「歯が伸びた」のではなく、噛み合う相手がいなくなって歯が動いてきた状態です。

どうして起こってしまうのか

歯は本来、上下で噛み合うことで位置が安定しています。バランスを保っているのです。
しかし、片方の歯が抜けたまま放置すると…

噛み合う相手がなくなる
→ 歯がそのスペースに向かって動く

この現象は歯科では挺出(ていしゅつ)と呼ばれます。

一番後ろの7番目の歯が抜きっぱなしになっているケースは特に多く感じます。

虫歯や、脱離で上の部分がなくなり、根っこだけが残っている場合も同様のことが言えます。

抜きっぱなしになっているとどうなっていくか…

放置すると、次のようなトラブルが出やすいです。
・噛み合わせがズレる
・食べ物が詰まりやすくなる
・歯周病・虫歯リスクが上がる
・将来的に治療が難しくなる(ブリッジ、インプラントや入れ歯などの設計が出来ない可能性)
・噛み合わせのズレから起こる顎の痛み

予防には…

早めの対応が大切です。

歯を失ったときに行う主な選択肢は、
・ブリッジ
・入れ歯
・インプラント
・必要に応じて矯正(伸びた歯を元に戻す)
などがあります。

「1本くらい大丈夫」と思って放置すると、周りの歯まで巻き込んで悪くなってしまいます。

当院では一人一人の状態に合わせてオーダーメイドの治療計画を作成し、説明するカウンセリングの時間を設けています。不安なこと、分からないことは一緒に相談できたらと考えております。お気軽にご相談ください。

お知らせ

令和8年4月より午後の診療時間が変更になりました。

月曜日、水曜日 14時30分から18時30分
火曜日、金曜日 14時30分から17時30分
土曜日 14時から16時30分

午前の診療時間は変わりありません。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。

日本と海外の意識の違い

 
こんにちは、静岡市清水区のわたなべミント歯科です。
日本では、歯科医院に行くきっかけの多くが「歯が痛い」「詰め物が取れた」といった“問題が起きたとき”です。保険制度が充実していて、治療費が諸外国に比べて安価で受けられるため、歯科治療に対しての経済的な負担は少なく済みます。そのことで歯科受診や歯科治療に対するハードルも下がります。
 
しかしこの仕組みには予防が軽視される点もあります。
 
* 症状が出る=すでに病気がかなり進行している 
* 比較的気軽に治療が受けられるので、安易に考えてしまいがち
* 歯医者へ行けば治ると思ってしまう
* 何度も治療を繰り返すと、歯の寿命は短くなる
* 患者様の自分の口腔への無関心が強化される
 

海外(予防先進国)の考え方

 
北欧やアメリカでは、「痛くなくても行く」が常識です。定期的に検診・クリーニングを受けることで、虫歯や歯周病を未然に防ぎ、歯を一生守ることを目指しています。
 
特徴的な点:
 
* 定期検診は3〜6か月ごとが当たり前
* 子どものころからフロスが習慣化している
* 予防処置(クリーニング、フッ素塗布、シーラントなど)が充実
* 治療費が高額なため、「病気にならないこと」が経済的にも重要
* 経済的な格差によって歯科治療へのアクセスにも格差ができている


 
実際にアメリカのヒーローは目元を隠していても口元を隠しているヒーローはいません。逆に悪役は、口元がガタガタだったり、歯が汚れているという演出が行われていることが多いです。口元が与える印象がとても大きいのです。
 
 

この違いがどうして生まれたのか?

 
制度の違い:日本は国民皆保険で治療しやすいが、予防への報酬が少ない
文化の違い:「痛くなったら歯医者」の意識 vs 「悪くならないようにケア」の意識
お辞儀の文化 vs ハグやキスの文化  (人との距離の違い:口臭への意識の違い)
経済的背景:海外では治療費が高額なため、予防に投資する方が合理的
 
日本では国民皆保険制度が整っており、虫歯治療の大部分が保険でカバーされます。

先日も、歯周病治療のお掃除はいいからとにかく虫歯だけ直して欲しい!と訴える患者様がいました。もちろん、患者様のご希望どおりに治療のみの処置を行います。しかしながら、歯を支えている骨や歯肉の状態が今後の歯の寿命に大きく関係することを知っているので、私たちは予防をゴールだと考えているのです。

現在では残存歯数(残っている歯の数)が年々増えていて、子どもの虫歯の数は激減しています。これは行政施や、社会的運動、国民の生活習慣の改善による効果あるとおもいます。
ですが、まだまだ日本は予防のために歯医者に行くことは根付いていないなと感じます。

セミナーや学会に行くとわかるのですが、他国と比べて治療費が安いにも関わらず、日本の歯科医療は世界的に高い評価を受けており、高品質な技術と設備が整っています
また日本人特有の繊細な治療は海外の歯科医師からも高い評価を受けています。

当院でも予防をゴールに考えて日々診療にあたっています!痛くなってから、取れたからではなく何もないか確かめる、そんな気持ちで定期検診に来ていただけるような地域に根ざした医院を作り上げていきたいと思います。

キャンセルポリシー

こんにちは、静岡市清水区のわたなべミント歯科です。

今日は当院のご予約に関してのご案内です。

只今、土曜日や夕方の遅い時間帯は混雑しており予約が取りにくくなっております。
「この日に予約を取りたかったけど、空きがなかった」
「予定が合えば診てもらいたいけど、前もって空いている時間がわからない」
そんな皆さまのお応えするため
キャンセル待ちシステムを取り入れています。

キャンセル待ちシステムとは?

急なキャンセルなどで空き枠が出た場合、あらかじめ登録された方にこちらからご案内し、その枠にご予約をお取りいただけるシステムです。土曜日や夕方17時代の混み合う時間帯ご希望の方には特に好評です。

•数日前から当日まで、空きが出た際にはすぐに連絡がいき、ご案内しています。
•現在取られているご予約を変更せず、追加で診療の予約ができます!
•ご自身の予定に合わせて、柔軟に受診のチャンスが広がります。

キャンセル待ちシステムのメリット

•登録しておけば、キャンセルが出たときに連絡がくる!
•予定が合えば、これまで予約が取れなかった診療も受けられる!
•無理に予約変更せず、今の予定のまま「チャンス」が増える!

ご希望の方は、担当衛生士や受付スタッフまでお気軽にお声がけください。

新規の患者様はwebで可能な時間に予約が取れるようになっています。

通院していだだいている方は診療時間内にお電話かホームページ内のフォームにて受付が可能です。尚、フォームからのご連絡は診療時間に受付が確認し、こちらからの連絡をもってご予約確定となります。

また、季節柄体調の変化などもあるかと思いますが、キャンセルさせる際はなるべく早くご連絡頂けますと助かります。

また、連絡なく予約のお時間になってもお越しならない無断キャンセルが続いた場合、混雑時間帯のお約束は取れなくなる可能性がございます。1人でも多くの患者様にスムーズに治療を提供できるよう事前ご連絡をお願いいたします。
これからも当院は、皆さまにとって通いやすい歯科医院を目指してまいります!

治療は一緒に考えましょう

こんにちは、静岡市清水区のわたなべミント歯科です。
今日は、急な歯の痛みで来院された患者さんやとても久しぶりに歯科にかかられた患者さんからいただく言葉についてお話しします。
 
「とにかく痛みだけ取ってください。先生に任せます。」「見た目をなんとかしてくれれば何でも大丈夫です」「もうボロボロだから全部抜いて大丈夫です。」
 
お気持ちはとてもよく分かります。
強い痛みや腫れがあると、冷静に考える余裕はありません。久しぶりに受診して虫歯が多ければ時間をかけて治療するより抜く方が楽と、考えられることもあるでしょう。
ですが実は、この状況は慎重な判断が必要なのです。
 
急な歯の痛みは、原因がすぐに特定できないことがあるからです。
歯の痛みにはさまざまな原因があり、
•虫歯による、または歯の破折による神経の炎症
•歯の根の感染
•歯周病
•親知らず
•噛み合わせの問題
•副鼻腔炎など歯以外が原因
強い痛みは周囲一体に広がるため、原因は上の歯なのに、下の歯に痛みが広がることもあります。
同意なしに、勝手にどんどん治療はできません。
医療では「インフォームドコンセント(説明と同意)」がとても大切ですし、当院では全スタッフにその大切さを共有しています。
たとえ患者さんが「先生を信頼しているので任せます」と言ってくださっても、抜歯や神経を取る治療(抜髄)、切開などの外科処置といった元に戻せない治療は、明確な説明と同意が必要です。
とはいえ、緊急の場合は「痛みを取る応急処置」を優先します。
原因がはっきりしていれば、痛みを取るための神経の処置などすぐ応急処置に入ります。
しかし痛みの原因がはっきりしていなければ、通常次のような対応を行います。
•鎮痛処置、咬み合わせの調整、必要に応じて抗菌薬の処方
•腫れが強い場合の排膿処置
など、まず痛みを落ち着かせてから、段階的に進めます。
 
 
なぜ段階的に治療するのか、それは
•誤った歯の神経を取ってしまうリスクを防ぐ
•不必要な抜歯を避ける
•痛みの原因、治療法を考える時間をつくる
ためです。歯科治療は、一度行うと元に戻せない処置も多いからです。
 
当院が大切にしていることに、カウンセリングがあります。
・「任せる」と言われたらドクターが全部決める
・患者さんに丸投げする
どちらもしません。当院の大切にしていることは、
医師が専門的に提案し、カウンセラーが寄り添って説明し患者さんが理解したうえで選択する、という形です。
そのため、どの患者様にも可能な選択肢は全てお伝えし、だいたいの金額や治療回数まで説明しています。ご自身のお口の中のことですから納得して安心して治療を受けていただきたいのです。

だからこそ、痛みを取ることと同じくらい、安心して治療を受けていただくことを大切にしています。当院のドクターに任せますと信頼を寄せて下さっていることには感謝しています。
一緒に、最善の方法を考えていきましょう。

通ってくださった方々の、お手紙励みになります!ミントドングッズも可愛がって下さりありがとうございます!

神経治療した歯はくすむ!?脆い!?

こんにちは、静岡市清水区のわたなべミント歯科です。
今日は神経を治療した歯のお話。神経を抜いた歯は、見た目は普通の歯と変わらないですが実は中身がちょっと特別な状態になっています。
むし歯がすごく深くなったり、歯が大きく欠けたりしたとき、歯の中にある神経を取る「神経を抜く」治療をすることがあります。
この治療で痛みや腫れはなくなりますが、その歯は元の健康な歯と比べると、いくつか注意が必要になります。
まず、神経を抜いた歯は水分がなくなって、時間がたつと乾燥してもろくなります。そのため、強く噛んだときや硬いものを食べたときに、歯が割れてしまうことがあります。
次に、歯の色が変わってくることがあります。
黒っぽくくすんだような色になることが多く、見た目が気になる場合が多いです。神経の治療後には被せ物をするのが一般的ですが、中にはプラスチックの詰め物で終了することもあります。特に前歯で多いでしょう。しかしながら、経年劣化するプラスチックは変色やすり減りが起こり、結局見た目が気になってしまうケースが多いです。

前歯2本の神経治療後にセラミックにて被せ直した症例

もうひとつ気をつけたいのが、再感染です。詰め物がすり減ったり、すき間ができたりすると、そこから細菌が中に入って、また腫れたり膿がたまったりすることがあります。しかも、神経がないと痛みを感じにくいので、症状が悪化するまで気づかないこともあります。
しかし、神経を抜いた歯がすぐにダメになるわけではありません。
・神経の治療は回数がかかります。これは歯の神経の細い管を消毒するためです。回数はかかりますがしっかりと通って頂き、最終のお薬まで進みましょう。
・必要に応じて被せ物(クラウン)で守る
・歯ぎしりがある場合は対策にマウスピースを使う
・定期的に歯医者さんでチェックする
こういったことをやると
10年、20年と長く使い続けることができます。
神経を抜くと聞くと不安になるかもしれませんが、それは歯を残すための大切な治療です。何より大事なのは、治療のあとのケア。
少し気にかけてあげるだけで、その歯はしっかり活躍してくれます。
わからないことや不安なことがあれば、気軽に相談してみてください。

歯の外傷

転んだ、何かがぶつかった、ケンカした――そんなとき、歯が欠けたり、抜けたり、グラグラしたりするすることがあります。
思わぬ事故で身体が傷ついたり、打撲や骨折、脱臼をしたりすることがあるように、歯がこうしたトラブルに見舞われることも。歯のケガを「歯の外傷」と呼びます。

もし、歯が抜けたり大きく欠けたりしたら、、、

ポイント1:患者さんとご家族にしていただきたいこと

歯が抜けたときは、抜けた歯を探して正しく処置し、時間をおかずに歯医者さんに持ち込むのがもっともよい方法といえます。
そのときの大事なポイントは、歯の根元にあって、歯と骨をつなぐ役目をする「歯根膜」という軟らかい組織を傷つけないようにすることです。
歯根膜は乾燥に弱く、とてもデリケートな組織ですので、なるべく触らないようにしましょう。
抜けた歯が地面に落ちて汚れている場合は、水道水で軽くすすいでください。
汚れがひどくなければ、そのまま適当な容器に入れ、学校の保健室などにある専用保存液や牛乳などにひたします。
容器や専用保存液、牛乳もなければ、頬の内側や舌の下に入れたり、歯が抜けたあとの歯ぐきの穴に戻せるようなら戻したりして、なるべく早く歯医者さんを受診してください。

9歳のお子様の症例

学校で歯をぶつけてしまい落ちてしまった!
保健室の先生が保存液に付けてくれ、朝一番で駆けつけてくれました。

再植を試みます!
ワイヤーで固定します!

一度抜けてしまうと、神経は死んでしまっているので根の治療を行います。

一年後の様子 

動揺なども出ていなく使えています!
歯が抜けてからの時間が短いほど、歯が元通りに定着する可能性が高まります。
思わぬ事故で歯が抜けた、 グラグラする、欠けた――そんなときはあわてずに適切な処置をし、早めに歯医者さんを受診してください。
また、スポーツでの外傷の予防にはスポーツマウスガードの利用が有効とされています。
歯は一生の友だち。いくつになっても何でも食べられ、心から笑える歯を大切にしたいですね!
また虫歯や歯周病予防に定期検診は大切です。

新棟が完成した、当院では最新機械を取り揃えてラグジュアリーな空間でメンテナンスを受けていただけます。お気軽にご相談ください。