
「口腔機能低下症」の早期ケア
口腔機能低下症
その“ちょっとした衰え”、見逃していませんか?
〜わたなべミント歯科が取り組む「口腔機能低下症」の早期ケア〜
1. 口腔機能低下症とは
そんな些細な変化を「年のせい」と放っておくのはとても危険です。
それらは、口腔機能低下症の始まりかもしれません。
口腔機能低下症とは、噛む・飲み込む・話す・唾液を出す・表情を作るなど、口に関わるあらゆる機能が年齢や生活習慣の影響で少しずつ衰えていく症状のこと。進行すると、食事の楽しみや会話の喜びが失われるだけでなく、栄養不良や筋力低下、さらには全身の健康にも大きな影響を及ぼします。
なぜ口の機能が全身に影響を?
人は食事によって栄養を取り込み、会話や笑顔によって人とつながり、健やかな生活を営んでいます。
しかし、咀嚼や嚥下、発音などがうまくできなくなると、食べることや話すことが億劫になり、心身ともに活動性が低下してしまいます。これが続くと、
偏食による栄養不足
筋力や免疫力の低下
会話機会の減少による孤立や認知機能の低下
将来的なフレイルや要介護リスクの増大
といった悪循環に陥ってしまうこともあるのです。
だからこそ、口腔機能の衰えは「老化の始まりのサイン」として、できるだけ早い段階で気づき、対策を始めることが大切です。
2. 口腔機能低下症のチェックリスト
次のような症状がある方は、口腔機能の衰えが進んでいる可能性があります。
・固い食べ物を避けるようになった
・食事中によくむせる
・食べこぼしが増えた
・薬が飲み込みにくい
・滑舌が悪くなったと言われる
・口の中が乾きやすくなった
・食べるのに時間がかかるようになった
・舌の動きが鈍くなったように感じる
1つでも当てはまる方は、一度当院での検査をおすすめします。
3. 口腔機能7項目検査
わたなべミント歯科で受けられる「口腔機能7項目検査」
当院では、口腔機能低下症の早期発見のために、以下の7項目の検査を行っています。これらは厚生労働省の診療ガイドラインに基づいた正式な評価方法であり、健康保険が適用されます。
検査項目
・口腔衛生状態の確認(舌苔・口内の清潔度チェック)
・口腔乾燥の評価(唾液量の測定)
・咬合力の測定(噛む力・残存歯の確認)
・舌・口唇の運動機能評価(「パ・タ・カ」の発音テスト)
・舌圧検査(舌の押し出す力の測定)
・咀嚼機能の測定(グミゼリーによる噛む力のチェック)
・嚥下機能のスクリーニング(飲み込みに関する問診)
4. 費用と所要時間
所要時間
約30分
費用
保険適用でおよそ1,000円前後(3割負担の場合)
検査は身体に負担のない簡単なものばかりです。定期健診感覚で、お気軽に受けていただけます。
検査後のサポート体制も万全です
検査結果に基づき、患者さま一人ひとりに合わせたサポートプランをご提案いたします。
5.舌・口唇のトレーニング(オーラルエクササイズ)
・飲み込みや発音を改善する訓練
・義歯の調整や再製作
・唾液腺マッサージや保湿ケア
・日常生活の中でできる「食べ方」や「姿勢」のアドバイス
・必要に応じて他職種(医師・栄養士・言語聴覚士)と連携したケア
これらを通じて、症状の進行を防ぎ、口腔機能の回復や維持を図ります。
いつまでも若々しく、自分らしく生きるために「年だから仕方ない」と思わないでください。
口の機能は、鍛えることで取り戻すことができる器官です。
特に50代以降の方は、自覚がなくてもすでに機能低下が始まっているケースも多いため、予防の意味でも定期的な検査がおすすめです。
静岡市清水区のわたなべミント歯科では、地域に密着した診療と、患者さま目線の丁寧な対応を大切にしています。
ご自身の健康、そしてご家族の未来のために。
「なんとなく気になるな」と思ったそのときが、最初の一歩です。