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抜歯という選択
2023年4月23日
こんにちは、静岡市清水区のわたなべミント歯科です。
昼夜の寒暖差が激しい日が続いていますね。
さて、永久歯は一度抜いてしまうと取り返しがつきません。そのため歯科医師としてもできる限り温存していきたいと思っております。患者さんも同じ気持ちの方が多いと思います。
しかしながら、残しておくことでメリットがない場合は抜歯という選択を取ることがあります。
「なんか触ると揺れて違和感があるのよね、歯磨きの時も血が出るのよ。」と来院された患者さん。レントゲンを撮ってみると歯が真っ二つになっています。一度根の治療をしてあり、中に太い金属土台が入っていると、使っているうちに歯根破折を起こすことがあります。骨の中で歯が割れる現象です。これは細菌の温床になり、放っておくと両隣の歯にも影響を及ぼします。
この場合の第一選択は抜歯を選択することが多くなります。また根っこだけになったままの歯も同じ理由で抜歯という選択になります。症状は出ないことも多くレントゲンで分かることもあります。
その後の補綴(歯を補う処置)はカウンセリングでしっかりと決めていきます。
何年も前に治療して、検診を受けていない方や歯に違和感があると言った場合は一度検診にいらしてみるといいと思います。