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口腔外科への紹介状
2024年3月9日
こんにちは、静岡市清水区のわたなべミント歯科です。
もうすぐ新年度とあって、新しく始まる生活に備えてのご予約が増えて来ました。
土曜日と、平日17時以降は混雑しています。平日午前から昼は比較的予約がとりやすいのでお早めにご連絡下さい。
さて、当院では、抜歯から歯周外科、インプラントなど多くの外科処置を行いますが、中には口腔外科への紹介状をお渡しする場合があります。
その代表的なものは、深すぎて神経に触れているような親知らずのケース、腫瘍や精密検査を行った方が良いと判断した症状があるもの、そして全身状態も踏まえて精査した方がいい場合です。
【今回の症例】
ご本人は別の部位の虫歯が気になっての来院でしたが、初診のレントゲンで左下の親知らずの嚢胞を見つけ、すぐに口腔外科へと紹介状を持って行ってもらいました。1年ほど前から左下には腫れや、違和感などを感じてはいたものの様子を見ていたとのこと。
お話を聞いてみると、健康診断で白血球の数値が高いと指摘されていたとのことでした。炎症があると白血球の数値は高くなります。結果は、すぐにオペとなりました。炎症が悪性化していないかの生検も行うとのことで数日の入院になると連絡が来ました。
もっと炎症が大きくなった場合下の顎の骨折や全身状態の悪化の可能性もあったとの事で、これを機会に見つかって良かったなと思った症例です。
症状がなくても、見えないところで炎症や虫歯、歯周病は進行することがあるため、症状がなくても定期的なチェックが大切です。
気にかかる事があれば早めの受診を検討してください。欧米やヨーロッパでは歯科の定期検診率は、90-80%と言われています。日本はわずか10-8%です。
最終ゴールは予防です。何もないが、一番!を目指して当院でも予防歯科医療に力を入れています。お気軽にお越しください。